札幌のレトロな魅力を探しています。


by retro21
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愛される国になるということ

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最近、テレビや新聞などで、盛んに「愛国心」という言葉が取り沙汰されています。
けれど、日本の「愛国心」論争は、テレビも新聞もどことなく中途半端。
大切なのは「国を愛すること」ではなく、「愛される国になること」のはずなのに。
日本は過去に「愛国心」という言葉を戦争に利用した過去があるため、長くこの言葉はタブー視されてきました。
けれども、自分の暮らす土地に愛着を持つこと自体は、きっと自然の感情なのではないでしょうか。
もしも、この日本という国に「愛される価値」があるとしたなら、「愛国心」という言葉はもっと温かい意味を持つ言葉になるような気がするのです。

もっとも、今の日本が「愛される国」であるかどうかは大きく疑問です。
「援助交際」という名のもとに、児童買春に夢中になる男達。
「不倫の恋」という名のもとに、愛欲に耽る人妻達。
「資本主義」という名のもとに、金儲けに血眼になる投資家達。
交通ルールも交通マナーも知らない子供達。
どうして人を殺してはいけないのか、分からない子供達。
お年寄りを大切にするということが理解できない社会。
人を見たら不審者と思わなければならない社会。
そういう日本社会を愛せと言われても、僕はなかなか素直には「愛している」と言えないような気がします。
大切なことは「国を愛することを教えること」ではなく、「愛される国になるよう教えること」だと思うのです。

写真の金属片は、太平洋戦争中にどこかの家の壁に打ち付けられたものでしょうか。
戦争中の「愛国心」が間違っていたのは、「国を愛することを強要したこと」にあります。
日本が立派であれば、誰だって自然にその国を愛するようになるのではないでしょうか。
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by retro21 | 2006-05-22 20:44 | レトロ雑貨